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死と呪いの島で、僕らは [読書]

『死と呪いの島で、僕らは』読みました。(2016/10/17読了)


死と呪いの島で、僕らは (角川ホラー文庫)

死と呪いの島で、僕らは (角川ホラー文庫)

  • 作者: 雪富 千晶紀
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2016/09/22
  • メディア: 文庫



伊豆諸島のとある島で繰り広げられる殺人事件の数々。
ヒロインは巫女さんですが、何かの予兆を死体から聞き取れる以外は特に何もありません。主人公君は町長の息子で、一応彼を中心に物語は進むんですが、彼が活躍する場面はあまりありません。数々の伝承を元に、あちこちから災いが島にやってきます。が、やってくるまではつながっているんですが、それ以外については、特に関連性はありません。一番最初の『顔取り』の話はもっと盛り上がるかと思ったのですが、なぁなぁで他の話に飲み込まれてしまったり。大金持ちの食人ヨットツアーもさっさと通り過ぎますし、新婚の新婦殺人事件も意外とあっさりと終わったりします。(まぁサメになったりはしますが)
感想ですが、あまりにいっぱい詰め込みすぎて、一つ一つの要素が薄くなってしまったのかなと。神道あり、仏教あり、ブードゥー教ありと何でもありな世界です。
一番期待を持たせてくれたのは主人公の親友の徹くんですが、呪われて死んじゃいます。最後の方でヒロインがブードゥー教の呪いの赤ん坊の霊に連れていかれたりするんですが、それを救うのが、なぜか最後にいきなり出てきた坊さんで、俺がヒロインをこの島に呼んだとかいって、地球の裏側の敵と戦って、勝手に死にます。
あれ?主人公は?とおもったら、島で魚肉ゾンビ(賞味期限30分。えら呼吸)と延々と戦ってます。最後の方の魚肉ゾンビが大量発生くらいから、気が抜けました。てんでばらばらに物語が進むんで、伏線回収はありません。島の事件の黒幕(徹を呪い殺し、顔取りの仕掛け人)も正体がばれた途端にいなくなります。うーん、それぞれの伝承をもっと掘り下げて、1冊ずつにした方が面白かったんじゃないのかなと素人ながら考えたりします。
まぁ、魚肉ゾンビだけが、最大の笑いポイントではあるんですが。

また、次回に。
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