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パンドラの少女 [読書]

『パンドラの少女』 読みました。(2016/12/3読了)


パンドラの少女〈上〉 (創元推理文庫)

パンドラの少女〈上〉 (創元推理文庫)

  • 作者: M・R・ケアリー
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2017/05/21
  • メディア: 文庫



パンドラの少女〈下〉 (創元推理文庫)

パンドラの少女〈下〉 (創元推理文庫)

  • 作者: M・R・ケアリー
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2017/05/21
  • メディア: 文庫



映画化もされる、イギリスのゾンビ話。
知性を持った子供の「飢えた奴ら」を中心にすすむ、施設生活と逃避行劇。
人間の臭いを関知しなければ、人間以上に知識的な行動をできる子供の「飢えた奴ら」を組織的に管理研究する軍の施設で飛び抜けて優秀な能力をもつ主人公のメラニー。彼らに教育を施す研究者たちと管理する軍人。
まぁ、一般的なゾンビものにありがちな襲撃と逃走ですね。「軍」、「襲撃」、「逃避」はもはやゾンビモノのお約束なんでしょうか。人間を襲うのを恐れるゾンビってのもちょっと新鮮でした。
で、この物語で新しかった点は、2つ。
1つは、ゾンビ化の原因がキノコであること。冬虫夏草のような神経支配型のキノコ類が繁殖のために人間を操っていると。だから、「飢えた奴ら」が人間や動物を襲う理由なんだと。いささか強引だとしても、なぜ共食いするのかの理由としては、結構納得しました。お腹すいたぐらいじゃ共食いしませんもんね。ふつう。
で、2つめはクライマックス。メラニーちゃんは現状では血液などからしか感染しなかった菌を、わざわざ活性化して世界にばらまかせます。理由は、彼らが生き残るため。そう、彼らとは知性を持った「飢えた奴ら」のこと。彼らは、研究者によると感染後の子供なのでは無いかと。飢えた奴らでもなく、人間でもない、その中間種である自分たちが生き残るため。
最後に残された研究者の気持ちはどうなんでしょうね。彼女は擁護派ではありましたけど、ひとり残され、新しい人類である彼らに教育を施し続ける。
ホラーモノらしくダークな終わりでしたね。

では、感染しないことを祈って。

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