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あわない本 [読書]

最近、結構本を読むようになって、いろいろと楽しい日々が続いているのですが、時々どうしても読み進められなくなる本に出会ったりします。
昔は作家さん決め打ちで、一度決めたらその作家さんの作品ばかり読んでいたので、あまりこういったことに出会わなかったのですが、いまは、毎回違う作家さんの本を読んでいるので、合わないなぁと思う本に出会ったりします。
最近は以下に挙げる2作品が途中で読み進められなくなった本です。

『君と時計と嘘の塔』
ライトノベルのタイムリープものでしょうか。
時間とか記憶とかそんな内容が好きなので、書評やあらすじをみてシーリーズものを3冊買って、読んで見たのですが、1冊目の半分くらいで止まってしまいました。
理由としては、登場人物が訳知りな感じでがんがん会話を進めてゆくのについて行けなくなりました。
いきなり現れた新たな登場人物に不信感も何も感じず、当然のように仲間としておかしな現象の調査に入る。子供のころひどいことをしてきたのに、なぜか好き感情で追いかけているが、心境がどこでどのように変化して敵認識から恋愛対象になったのかが今一わからない。最初から自分がこの波に乗れていれば問題なかったんでしょうが、読み進めるにつてれてどんどん置いてきぼりを喰らっている感じがして、手が止まってしまったんですね。登場人物達の会話がどうも合わないってのもあります。
書評を読むと、結構評判が高いんですが、自分にはこの世界に張り込むのは難しそうです。
気分が変わったときに再チャレンジはしてみようとは思いますが、きっと未読のままとなりそうです。

『いなくなれ、群青』
これもライトノベルになるのかな?(表紙イラスト買いなので、自分にとってはラノベです)
これは、ある島に閉じ込められた人たちのお話。
こちらは、会話ですね。
登場人物のほぼ全てがたんたんと台詞をしゃべっている感じ。会話って感じが全然しない。頭にうかぶイメージは無表情に一点を見つめて抑揚なくしゃべってる。相手を全然見てない感じ。だから、登場人物同士の会話がものすごく違和感があるっていうか、臨場感がまるでない。英語の教科書の会話を直訳した感じって言うんでしょうかね?
最後まで読んでないので、もしかしたら演出なのかもしれないですが、感情豊かそうなヒロインですらそんな感じなので、きっと終わりまで変わらないんだろうなと。
子供が現れたときの主人公の話しっぷりで、手が止まりました。どう考えても1桁の子供に高校生が話しているような感じがしない。そういうキャラ設定でもなさそうなので、うーんとなってしまいました。

連作買いしたラノベが2作ともNGだったのはいたいですね。
内容が面白くないわけではなく、書き方というか表現の仕方が合わないので、致命的ですね。
小説は特にあたまの中に情景というか舞台を思い浮かべながら読み進めるので、それが浮かばない、合わないと本当に読めなくなるもんですね。

ただ、表現の仕方さえ気にならなければ、どちらも結構高評価なので、面白い作品であるとは思うんですが、非常に残念です。
どちらの作品もまた、チャレンジはしてみようとは思いますが、本もまた巡り合わせなんだと思いました。

以上です。


君と時計と嘘の塔 第一幕 (講談社タイガ)

君と時計と嘘の塔 第一幕 (講談社タイガ)

  • 作者: 綾崎 隼
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/11/19
  • メディア: 文庫





いなくなれ、群青 (新潮文庫nex)

いなくなれ、群青 (新潮文庫nex)

  • 作者: 河野 裕
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/08/28
  • メディア: 文庫



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やがて海へと届く [読書]

『やがて海へと届く』読みました

東日本大震災で友人を亡くした女性のお話。
大切なモノを亡くした後って、ずっとあたまの中にそのことが残っていて、忘れる日が来るのか?ってくらいそのことで埋め尽くされたりするんですよね。
主人公も同様で、友人を忘れようとしている友人の恋人や母親に反発を覚えている。
でも、来るんですよね、心の中を占めるのでは無く、心の一部分に居場所を見つけてそこに収まるときが。忘れないように心をいっぱいにするんではなく、心の中にちゃんと場所ができて、ほかのことと同様に思い出せるようになる。
本人は死んでしまっても、結局その人を感じているのは自分の中なんですよね。自分の中のその人の情報が更新されなくなるだけで、消えてしまうことはない。
所詮、人と人とが100%わかり合うなんて幻想ですしね。ある人物のことで自分が知っていることと他人が知っていることが合致しないのがいい例でしょうか。
この話の中で、カエルちゃんとキノコちゃんの話が一番共感持てました。確かに、何かあるたびに「忘れない」「忘れない」って他人に強要するみたいにいうのが今のはやりですよね。
お話の中にもありましたけど、教訓ならわかるんですが、知りもしないことを忘れないようにするのは無理でしょうね。
原爆も空襲も、震災も津波も、土砂災害も事件事故も、忘れたくないのは当事者達であって、他の人たちに取っては、正直どうでもいいことです。逆に言うと自分にとって「忘れない」ことは自分以外にとっては本当にどうでもいいことなんですよね。振り返ったときに、思い出せることは大切だとは思いますが、前を向いて歩くのに、後ろのことを見続けることは出来ないと思うんですよね。
でも、相手の立場になって考えようとしたカエルちゃんとキノコちゃんは偉いなぁと。幸せになってほしいものです。

これにて。


やがて海へと届く

やがて海へと届く

  • 作者: 彩瀬 まる
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/02/03
  • メディア: 単行本



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